*** 2004年7月13日(火)~9日目、神様大奮発 ***

 10時起床。相変わらずこのホテルではくつろぎすぎる。
 サービスのホテル朝食を終えてから、急いで荷造りし11:30頃にはどうにかチェックアウト。心斎橋から梅田(大阪)に出て、そこから山陽本線で姫路へ向かう。

 姫路に着いたのは1:30。姫路城は駅から真正面のところに見えるのだが、入口までの一直線が思いの外遠い。どうにかたどり着き天守閣を目指すも、さすが国宝、もちろんエレベーターなど存在しない。

姫路城  姫路城は別名白鷺城。ドイツの新白鳥城(ノイシュヴァンシュタイン城)みたいな感じで、城には興味のないわたしも、この城だけは別だった。  国宝に弱いということもあるのだが、何よりここが不戦不焼の美しい城だということに惹かれる。天守閣には土地神が祀られていた。
 姫路城は昭和に大改修を行なった。一度すべてをバラして再び建て直すというのだからすごい。建築方法は、築城当時と修築当時でさほど変わっていないことがわかったという。

好古園  続いて、姫路城のすぐ近くにある好古園という庭園に行った。さすがに夏で花はほとんど咲いていなかったが、庭そのものが綺麗だったので、まあ良しとしよう。紅葉の名所でもあるらしい。秋に訪れると格別だろう。

 5:00頃には駅に戻り、駅弁の姫路名物あなごずしを買って、山陽本線で倉敷へ。移動中は前日もらったおやつの砂糖菓子で食いつなぐ。ちなみにこのおやつ、午前中に山陽本線に乗っている間もすごい勢いで食べていたのだが、胃はいたって快調だった。
 この日の宿泊先は、ホテル日航倉敷。クーポンのおかげで格安ホテル並の値段で泊まれる。一周年ということで、イグサのコースターをもらった。
 何ということか、ここは駅からやや歩くものの、ホテル日航大阪のさらに上をいくゴージャスっぷりだった!
 特筆すべきはバスルーム、総大理石! シャワールームとバスタブが別! 洗面所と化粧台も別! ウォシュレットトイレの後ろには、タオル乾燥用のバーが渡してある。コンセントを入れれば、熱せられて乾くようになっているのだ。調度品や茶器もすごいこだわりようだった。
 すっかりホテル日航倉敷のマワシモノ状態のわたし。
 「まあ、一生に一度くらいはこういうホテルに泊まってみるのもよかろう」
 と神様のコメント。
 夜にチボリ公園に足を運んでみようかと思っていたが、即却下。今夜はバスタブでゆっくりとにわかマダムごっこに決定である。
「なんやねん(でもにわかマダムの夕食は、密輸したあなごずしなんだね)」
 ……よしなさい、君のようなかわいいイルカにそんなツッコミは似合わない。

 ホテル日航大阪には聖書が各部屋に常備されていたのだが、ホテル日航倉敷には仏教の本もあった。珍しいので読んでみた。英語と日本語が対訳式で見開きで載っており、面白かった。

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